2023年10月15日
当場生産馬で初めてG1を勝ってくれたローレルゲレイロ号が、栃木県那須塩原市にある余生牧場のブレーヴステイブルに移動しました。
現役を引退した直後は優駿スタリオンステーションで種牡馬入りしましたが、種付頭数の減少に伴い当場で引き取らせていただき、プライベート種牡馬として昨年まで種牡馬として過ごしていました。
今年からは功労馬として当場にて繫養していた一方、数年前に知り合いの牧場さんを通じてローレルゲレイロの余生を是非当場で、と余生牧場のブレーヴステイブルさんからお話を頂いておりました。
当初は牧場初のG1馬であることから最後まで当場にて繫養したい思いと、ローレルゲレイロのファンの方がいる余生牧場ならば彼を大切に扱ってくれそうという思いと、両方の感情が入り混じってなかなか決断できないでいました。
ただ最後には、折角いただいたお話しだからと、ブレーヴステイブルさんにお譲りすることにした次第です。
そして、10月13日の午前中に当場を出発して、輸送業者さんの馬運車に乗って那須塩原に出発しました。
翌10月14日の朝方に、那須塩原のブレーヴステイブルさんに到着したとの報告を現地から受けております。
到着して早々に飼い食いが旺盛なようで、この調子ならば現地の環境にもフィットしてくれそうとのことです。
思えば彼の活躍が契機となり、その後に生産した彼と同じモガミヒメ牝系の馬たちの評価がグンと高くなっていきました。
改めて彼に対する感謝の気持ちで一杯ですし、ゆったりのんびりと余生を過ごしてくれることを切に願っています。
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