【セレクトセール当歳】上場馬2頭をご購買いただきました

7月11日、セレクトセール当歳に当場生産の当歳馬2頭を上場しました。

№327アメージングムーンの2023(牡、父キタサンブラック)は㈱NICKSさまにご購買いただきました。

№451スルターナの2023(牡、父コントレイル)は藤田晋さまにご購買いただきました。

ご購買いただきました馬主様ならびに関係者の皆さま、誠にありがとうございました。

普段の仕事はもちろん、当歳馬の馴致やケアなどにも努める一方で、多くの方々に事前下見にご来場いただくなどセール当日まで牧場一丸となって頑張ってきました。

特にアメージングムーンの2023については、重賞勝ち馬の半弟であることと、今年も産駒が活躍中のキタサンブラックの牡馬ということで多くのお客様にご注目いただきました。

結果として1億9000万円という非常に高い評価をいただけたことは、当場がこれまでこだわってきた強い馬づくりが少しでも評価された結果なのかなと感慨深いものがあります。

もちろんこれに慢心することなく、ご購買いただいた2頭のケアも怠らずに、彼らを含めた当歳世代からも活躍馬を輩出できるように頑張りたいと思っています。

改めまして、このたびはセレクトセール当歳で当場生産馬をご購買いただき誠にありがとうございました。

 

 

【セレクションセール】№182キタサンテンビーの2022(牡 父ホッコータルマエ)

今年のセレクションセールには当場から3頭の生産馬を上場予定ですが、最後の3頭目として紹介させていただくのが、セール第2日目に上場予定の№182キタサンテンビーの2022(牡、父ホッコータルマエ)です。

本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。

 

 

本馬の360度画像はこちらからご参照ください。

【7月12日現在】体高158cm 胸囲175cm 管囲20.7cm 馬体重452kg

 

本馬は当場1歳分場にて昼夜放牧をしながら、セリ馴致も行っています。

当場の方針として、当場内でセリ馴致する際はセールに上場することだけを目的とせず、将来の競走馬という意味でもしっかりと基礎体力を付けて送り出したい思いから昼夜放牧も同時に実施しています。

現8歳でG3武蔵野S勝ちのソリストサンダー、7歳で先日引退したG2日経新春杯勝ちのモズベッロ、現6歳で国内外の重賞4勝のディープボンド、G3エルムS勝ち馬フルデプスリーダー、現5歳でG2AJCCとG3エプソムCの勝ち馬ノースブリッジ、そして今年のG3共同通信杯でのちのダービー馬タスティエーラに先着する2着と健闘した現3歳のタッチウッド。

彼らはすべて当場生産によるセール上場馬ですが、すべて当場内で昼夜放牧をしながらセリ馴致をしてセール上場した馬たちです。

本馬の母キタサンテンビーは小柄で400kg台で競馬した馬ですが、彼女の2番仔である本馬は明らかに父ホッコータルマエの影響を受けていて、当場平均よりも一回り大きな立派な馬体をしています。

その父ホッコータルマエの産駒について、獲得賞金上位50頭(7月5日現在)の血統傾向を調べてみました。

 

①母方にHyperionの影響が強いと思われる血脈を持つ産駒 40頭/50頭

②母方にNasrullah/Princequilloのニックから構成される血脈を持つ産駒 34頭/50頭

③母方にサンデーサイレンスの血を持つ産駒 28頭/50頭

④Mr.Prospectorのクロスを持つ産駒 24頭/50頭

 

①の母方にHyperionの影響が強いと思われる血脈を持つ産駒ですが、単純計算でホッコータルマエの活躍産駒の8割がこの血統傾向を持っていることになります。

ここで私がHyperionの影響が強いと思われる血脈と見なしているのは、サンデーサイレンスの2代母Mountain Flower(Hyperion3×4)やノーザンテースト(Hyperion3×4)、あるいはNureyev(Hyperion4×4)などの馬のことです。

例えば、獲得賞金第1位のレディバグには母方にHyperion3×4を持つ凱旋門賞馬Vaguely Nobleの血が入っています。

 

 

同様に、獲得賞金第2位のメイショウフンジンは、母方にサンデーサイレンスを通じてMountain Flowerを持っていたり、Hyperion4×5を持つSadler’s Wellsの血が入っています。

また、獲得賞金第3位のヒーローコールの母方にはFall Aspenとトウショウボーイ(いずれもHyperion3×4)の血が入っているなど、ホッコータルマエ産駒の活躍馬の血統には少なからずHyperionの影響がどこか感じられます。

 

 

本馬の場合、母父ダイワメジャーがMountain FlowerやノーザンテーストというHyperionの血が強い血脈を持つので、①のパターンに該当すると考えています。

②の母方にNasrullah/Princequilloのニックから構成される血脈を持つ産駒というのは、例えばMill ReefやRiverman、Secretariatの血を母方に持つ産駒ということです。

このようなニックから成る血脈を持つ繁殖牝馬とホッコータルマエを配合すると、Nasrullah/Princequilloの組み合わせを複数持つことになり、結果として高い競走能力や柔軟性が遺伝されるのではと考えています。

本馬の場合、本馬の2代母ビッグテンビーがNasrullah/Princequilloから成る血脈としてMill Reefやボールドラッドを持っているので、②のパターンにも該当します。

③の母方にサンデーサイレンスの血を持つ産駒というのは、現代の多くの繁殖牝馬にこの血脈が入っているので、大きな特徴とは呼べないかもしれません。

ただ、サンデーサイレンスの2代母Mountain FlowerがHyperion3×4を持つという血統背景は、①とも脈絡する話しであり、単純にホッコータルマエにサンデーの血を持つ繁殖牝馬を配合することが血統的な観点からは好ましいと考えます。

本馬は母方にサンデーサイレンスの血を持つので、この③にも該当します。

最後に④Mr.Prospectorクロスを持つホッコータルマエ産駒ということですが、本馬はこれに該当しません。

ただ、ホッコータルマエ自身がMr.Prospectorクロスを持っていること、そしてその彼がダート路線で素晴らしい競走成績を残したことも考慮すると、父の競走能力を受け継ぐ意味で産駒の代でもMr.Prospectorのクロスを施すのは面白いと考えます。

 

以上の点から、本馬はホッコータルマエ産駒の成功パターンにある程度該当していると、個人的には考えています。

非常に垢抜けた馬体の持ち主であり、ダート血統でありながら歩様に軽やかさを感じさせるなど、ビッグテンビーを2代母に持つ血統らしい馬だと言えます。

中央・地方を含めたダート路線が整備されるなかで、ダート中距離路線がグンと注目されてくると思いますが、本馬のような脚を長めに見せる馬体はこれからの時代にマッチするのではと考えています。

放牧地で走る姿も豪快かつ軽やかで、後ろから付いてくる馬たちを一瞬で引き離してしまう脚力があります。

セリ馴致時の馬体の雰囲気が似ている従兄のノースブリッジは芝中距離で活躍中ですが、本馬にはダート版ノースブリッジのような走りを期待したいと思っています。

 

本馬に関してお問い合わせがございましたら、牧場公式サイトからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。

当場から折り返し連絡させていただきます。

 

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【セレクションセール】№100エイシンキルデアの2022(牡 父ヘニーヒューズ)

 

 

【セレクションセール】№100エイシンキルデアの2022(牡 父ヘニーヒューズ)

今年のセレクションセールには、当場から3頭の生産馬を上場予定ですが、今回はセール第1日目に上場予定の№100エイシンキルデアの2022(牡、父ヘニーヒューズ)を紹介させていただきます。

本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。

 

 

本馬の360度画像はこちらからご参照ください。

【7月12日現在の測尺】体高157cm 胸囲179cm 管囲21.1cm 馬体重480kg

 

本馬は当場1歳分場にて昼夜放牧をしながら、セリ馴致も行っています。

当場の方針として、当場内でセリ馴致する際はセールに上場することだけを目的とせず、将来の競走馬という意味でもしっかりと基礎体力を付けて送り出したい思いから昼夜放牧も同時に実施しています。

現8歳でG3武蔵野S勝ちのソリストサンダー、7歳で先日引退したG2日経新春杯勝ちのモズベッロ、現6歳で国内外の重賞4勝のディープボンド、G3エルムS勝ち馬フルデプスリーダー、現5歳でG2AJCCとG3エプソムCの勝ち馬ノースブリッジ、そして今年のG3共同通信杯でのちのダービー馬タスティエーラに先着する2着と健闘した現3歳のタッチウッド。

彼らはすべて当場生産によるセール上場馬ですが、すべて当場内で昼夜放牧をしながらセリ馴致をしてセール上場した馬たちです。

本馬も当場でセリ馴致をしながら、先輩の馬たちに続けとばかりに立派な馬体に成長しています。

本馬の父ヘニーヒューズは、多くの方々がご存じのようにダート路線ではトップクラスの名種牡馬です。

現在は総合の種牡馬リーディング第8位、JRAリーディングでも第10位につけるなど、中央・地方問わず今年もしっかりと結果を残し続けています。

特にJRAにおいては、産駒による全勝利がダートのみということで、改めてダート種牡馬だということを証明しています。

内容も良く、今年もG3ユニコーンS勝ち馬ぺリエールを出すなど、今後もダートの重賞戦線ではコンスタントに活躍馬を出してくることが予想されます。

本馬の母エイシンキルデアは愛国の芝レースでの勝ち鞍があり、北米血統のなかでも芝向きと言えるKitten’s Joy産駒らしい競走成績ですが、その彼女にあえてヘニーヒューズを配合したのには理由があります。

まず一つ目は、近親にJRAダート重賞を3勝しているスワーヴリチャードなどダートでも成績を残している牝系なので、ダート種牡馬のヘニーヒューズを試してみたかったこと。

そして二つ目は、この牝系をよく調べて見ると、Storm Catの血を持つ種牡馬との間に勝ち馬が何頭もいることがポイントでした。

 

上記のブラックタイプはセレクションセールのものを引用させていただきましたが、蛍光マークはすべて父がStorm Catの血を含んでいる馬たちです。

この相性の良さは、本馬の2代母Balaバーラに由来するのかもしれません。

 

 

北米重賞の入着歴もあるBalaは、5代表をみてわかるようにBuckpasser3×4など北米血脈が強く、ダート向きを思わせるパワフルな血統をしています。

ここにStorm Catの血を加えると、Storm Bird≒NijinskyやTerlingua≒Hopespringseternalなどの相似クロスができるため、血統的に見ても活躍馬がコンスタントに出やすい配合なのではないかと考えました。

 

 

このような血統背景から、ヘニーヒューズとエイシンキルデアを配合することにしました。

写真や360度画像、あるいは動画を見ていただければお分かりかと思いますが、ヘニーヒューズ産駒の割りには少し脚長で重心を高く見せます。

これは母エイシンキルデアの影響であり、さらに言えばその父Kitten’s Joyから受け継ぐ馬体的特徴のようにも感じています。

一方で、四肢にはしっかりと筋肉が付くなどこの時期の1歳馬としては堂々とした馬体であり、それが471kgという馬体重にも表れていると思います。

昨年のセレクションセールには半兄のインテグレイト(父キタサンブラック)を上場して、ありがたいことに高い評価をいただきました。

本馬も半兄に劣らない立派な馬体をしているので、セール当日までしっかりと飼養管理とセリ馴致を施して、皆さまにご覧になっていただきたいと思います。

 

本馬に関してお問い合わせがございましたら、牧場公式サイトからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。

当場から折り返し連絡させていただきます。

 

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当場生産馬のタイセイブリリオが知多特別を、ドンアミティエはさくらんぼ特別を快勝!

7月1日の中京第10R知多特別(2勝クラス、芝1200)に当場生産馬のタイセイブリリオ号が出走しました。

 

 

ここ2走は同条件の2勝クラスで続けて3着と好走していたタイセイブリリオ。

レースは重馬場で、渋った馬場で好成績の傾向があるディープブリランテ産駒ということも後押ししたのか2番人気に支持されていました。

スタートは横並びでしたが、そこから主張していきながら、結局はハナを奪って先頭でレースを進めます。

最後の直線も先頭で迎えたタイセイブリリオは、鞍上の藤岡康太騎手に促されながら、一歩一歩着実に伸びていきます。

ゴール前では2着馬の猛追がありましたが、ギリギリのところで凌ぎ切って1着でゴールしました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は庭先取引にて現在の馬主様にご購買いただきました。

ディープブリランテ産駒らしく、本馬も馬場が渋っていたり荒れている馬場でも苦にしない適性の高さがあるようです。

ハナを主張して先頭でレースを運んだことが、この結果をもたらしたのだと思います。

これで3勝クラスに昇級したタイセイブリリオ。

これまで以上に強力なメンバーと走ることになりますが、自分の長所を活かしながら、馬主様のために好走を期待したいと思います。

 


 

そして、翌日の7月2日には福島第9Rさくらんぼ特別(2勝クラス、ダ1150)に当場生産馬のドンアミティエ号が出走しました。

 

 

2歳未勝利戦(阪神、ダ1400)では5馬身差で、3歳1勝クラス(京都、ダ1200)では9馬身差と、勝つときは非常に強い勝ち方をするドンアミティエ。

その勝ち方が評価されたのか、ここでは堂々の1番人気に支持されてレースに臨みました。

大外枠から好スタートを決めたドンアミティエは内の馬たちの動きを見ながら、2~3番手あたりで落ち着く形でレースを進めます。

先頭を目標にしながら最終コーナーを回ったドンアミティエは、鞍上のゴーサインに応えるべく力強く伸びていきます。

一気に交わして先頭に立つくらいの勢いだったものの、2着馬がさらにもう一伸びしてきてゴール前まで接戦になります。

それでも、結局は最後ハナ差交わして本馬が優勝しました。

馬主様をはじめ関係者の皆さま優勝おめでとうございます。

本馬は、2021年のサマーセールにて現在の馬主様にご購買いただきました。

サマーセール上場に向けての当時の記事はこちらからご参照ください。

 

【1歳時のドンアミティエ】

 

過去2勝と比べると派手さはありませんが、それでもしっかり勝ち切ってくれて、タイセイブリリオと同じく3勝クラスに上がることができました。

そして今回は特別勝ちなので、セリ名簿におけるブラックタイプ馬になってくれました。

7月25日のセレクションセール1日目には、本馬の半妹クラシックスの2022(牝、父シルバーステート)が上場予定なので、この1勝は弾みになると思います。

3歳馬なので、まだこれからの成長も見込めるドンアミティエ。

当場が力を入れているモガミヒメ牝系からまた一頭、上位クラスでも活躍が期待できる産駒が出てきてくれました。

 

【セレクションセール】№6クラシックスの2022(牝 父シルバーステート)

今年のセレクションセールには、当場から3頭の生産馬を上場予定です。

今回はそのうちの№6クラシックスの2022を紹介させていただきます。

本馬の牝系解説文(ブラックタイプ)はこちらからご参照ください。

 

 

本馬の360度画像はこちらからご参照ください。

【7月12日現在】体高152cm 胸囲178cm 管囲20.1cm 馬体重458kg

 

本馬は現在、当場1歳分場にて昼夜放牧をしながらセリ馴致をしています。

当場の方針として、当場内でセリ馴致する際はセールに上場することだけを目的とせず、将来の競走馬という意味でもしっかりと基礎体力を付けて送り出したい思いから昼夜放牧も同時に実施しています。

現8歳でG3武蔵野S勝ちのソリストサンダー、現7歳でG2日経新春杯勝ちのモズベッロ、現6歳で国内外の重賞4勝のディープボンド、同6歳で先日引退したG3エルムS勝ち馬フルデプスリーダー、現5歳でG2AJCCとG3エプソムCの勝ち馬ノースブリッジ、そして今年のG3共同通信杯でのちのダービー馬タスティエーラに先着する2着と健闘した現3歳のタッチウッド。

彼らはすべて当場生産によるセール上場馬ですが、すべて当場内で昼夜放牧をしながらセリ馴致をしてセール上場した馬たちです。

正直なところ、昼夜放牧をしながらセリ馴致をすると疲労が溜まりやすいのですが、そのあたりは獣医に相談するなどして適切なケアをしてもらって対応しています。

本馬はこれまで大きな疲労は溜まっていませんが、引き続きセール当日に向けて細心の注意を払いながらセリ馴致を進めていきます。

彼女の体高が現時点で152cmというのは、当場平均からすると一回り小さな馬体と言えます。

しかしながら馬体重が457kgというのは、当場平均より上の数字です。

胸囲が178cmというのも、この体高からすると太目とも思える数字ですが、動画などを見ていただいてもお分かりと思いますが、決して重い馬体ではありません。

本馬は母にとって3番仔にあたりますが、1つ上の半姉ライトヴェールも本馬と同じく重心が低めで、当場にいた頃から牝馬らしからぬ力強い馬体をしていました。

そのライトヴェールは現在ホッカイドウ競馬に在籍していて、フレッシュチャレンジ(ダ1000)を9馬身差で快勝すると、先日のウィナーズチャレンジ(ダ1000)でも6馬身差を付けてデビュー2連勝を飾っています。

今後は2歳牝馬重賞を目指していくようで、2歳シーズン終盤には交流重賞のJpn3エーデルワイス賞も視野に入ってくると思われます。

また、母クラシックスにとっての初仔ドンアミティエ(現3歳)は阪神ダ1400の未勝利戦を5馬身差で勝つと、5月の3歳1勝クラス(京都ダ1200)でも9馬身差を付けて快勝しました。

兄姉ともにダート短距離で圧倒的なスピードとパワーを見せつけていること、また本馬の持つ立派な四肢も併せて考えると、本馬にも兄姉同様の素質が受け継がれているのかもしれません。

ただ、本馬の父は初年度そして2年目産駒からも芝重賞勝ち馬を出しているシルバーステートなので、本馬もまたダートのみならず芝に対しても適性を示す可能性があります。

特に、シルバーステートの初年度産駒として2歳のG3ファンタジーSを勝ったウォーターナビレラとは、4分の3同血の関係になります。

 

 

いずれも父がシルバーステートで、母の父がキングヘイローです。

この配合はHaloクロスが生じるのがポイントである一方、ディープインパクト≒キングヘイローの相似クロスによる相性の良さも関係していると考えています。

 

 

どちらの血脈もHalo、LyphardそしてSir Ivorを持つ点で共通しています。

ディープインパクト≒キングヘイローの組み合わせは今後も活躍馬を輩出すると予想しますが、当場生産馬の重賞勝ち馬ディープボンドや先日のG1宝塚記念で強い勝ち方をしたイクイノックス(ディープの全兄ブラックタイドとキングヘイローの組み合わせ)など、すでに重賞戦線で活躍している馬もいます。

なかでも当場生産馬のディープボンドは、母同士が全姉妹という血統背景もあり、本馬の配合モデルにもなっています。

 

 

この2頭の関係も、血統的には4分の3同血ということになります。

馬体のつくりから距離適性が異なるとは思いますが、兄姉2頭の競走成績も併せて考えると、本馬にも競走馬としての高い素質が備わっているのではと期待しているところです。

本馬に関してお問い合わせがございましたら、牧場公式サイトからご連絡いただくか、当ブログに連絡先を添えてコメント欄にご記入くださるようお願いいたします。

当場から折り返し連絡させていただきます。

 

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